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栽培と調理

昨年の秋から奈良市大宮町の自治会の協力を得て、近くに150㎡程度の農園をお借りしました。これまで田んぼでしたので、土が硬くて水はけが悪く、腐葉土を混ぜて土を柔らかくすることと共に、土壌改良として畑の周りに約30cmの溝を掘り、長雨があってもそこに水を貯め、外に流すことで、畑の水はけを良くしました。昨年の秋には大根やカブ、玉ねぎやそら豆を試験的に栽培しました。その時の土壌に適応できる野菜は成長しましたが、その他のものは肥料と土とのバランスが良くなかったようで散々な結果になりました。

その教訓を参考にして、4月に夏野菜のキュウリ、なす、トマト、獅子唐、カボチャ、青しそ、ねぎ、インゲン豆そしてトウモロコシと多くの種類を栽培しました。野菜の特性を調べて、事前に土を準備しましたので、順調に活着し成長し、6月上旬から収穫できるようになりました。特にキュウリ苗は2種類で10本植え、こまめな水やりと適度な枝誘導をしましたので、最盛期には毎日15本ほど収穫できました。トマトはミニ及びミディサイズの苗を9本植えましたので、太陽の光を浴びて赤く色づいた実がたわわになり、この暑さでも順調に成長しています。特に楕円形のアイコ種は形も面白く甘みもあり喜ばれています。

収穫した野菜は私どもが運営する「ぷろぼの食堂」で食材に使っています。購入したものと違い、その日に収穫して新鮮なままで食材にしていますので、歯触りと甘みの良さを感じています。また収穫量も日々異なりますので、その日の収穫に合わせて、スタッフがメニュー構成や彩を調整してくれています。それまでサラダはキャベツが主でしたが、そこにトマトやキュウリ+青しそが加わり、味と共に華やかさが増してきています。

野菜を栽培した経験のない方は、キュウリがどのような枝に実をつけているのか、カボチャやトウモロコシの姿や形が想像できないこともあると思います。スーパーなどに陳列されている野菜を購入していると、それらが土から栄養を得て実をつけていることさえ、希薄になっているように感じています。この間で食堂のスタッフたちが、野菜の苗の名前が分かるようになり、徐々に種類に応じて水の量も調整できるようになりました。経験することの大切さを学んだ野菜作りでした。

サービス紹介

放課後等デイサービス

中高生のうちから将来の自立や就労に備えたい方に向けて、パソコン操作、ソーシャルスキルトレーニング、体幹トレーニング、創作活動の4つのプログラムを通じて、表現力や自己理解を深めながら、自立に向けた力を育てる機会を提供しています。

相談支援

どの支援が自分に合っているのかを知りたいご本人やご家族に向けて、幅広い福祉サービスを一貫して運営する強みを活かし、実績ある専門職が連携。制度の仕組みを丁寧に整理し、就労や生活支援への安心できるスタートを支えています。

自立訓練(生活訓練)

就労や自立に向けて、生活面の力を整えたい方へ向けた支援です。生活リズムの安定、対人関係の練習、金銭管理や買い物など、日常生活に必要な力を身につけるプログラムで、個別支援計画に基づき、自分のペースで「できること」を増やしながら次のステップへつなげていきます。

就労移行支援

「働く力を身につけたい」「就職をめざしたい」と考える方に向けて、IT、ビジネスマナー、企業実習などを通して就職に向けた力を段階的に育てるプログラムです。希望や特性に合わせて訓練をカスタマイズし、独自の支援ツールを活用しながら、自分らしい働き方を一緒に見つけていきます。

就労継続支援(A型/B型)

仕事の経験を積みたい、自分のペースで働き続けたい方に向けて、PC解体、在宅作業、バーチャル業務など特性に応じた多様な働き方を提供しています。作業を通じてスキルや役割経験を積み重ねることで、社会参加や次のステップにつながる土台づくりを支援します。

就労定着支援

働き始めたあとも安定して働き続けたい方に向けた支援です。心身や環境の変化に応じた定期面談や企業連携、関係機関との情報共有などを通じて、継続的なサポートを提供しています。

就労選択支援

就職を目指したいが、「どの支援が自分に合っているのか分からない」という方に、就労移行支援・継続支援・生活訓練など、就労につながる複数の制度を比較し、特性や希望に応じた進路を一緒に検討します。
それぞれの特徴や違いを丁寧に整理しながら、“はたらく”への最適なスタートを導きます。

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