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はじまりの新

新年になりました、奈良は穏やかな正月3が日でした、元日は恒例になりましたが妻と共に奈良ホテルに伺い、奈良公園の木々を眺めながらケーキセットをいただきました。このところ奈良も観光客が増えてきましたので、奈良町のお店で正月の賑わいを堪能しました。

ぷろぼのは4日から事業を始めていますが、今年は曜日の関係で長期の休暇を取っている職員も多いので、実質は7日の月曜日からになりました。今年は福祉の現場の業務に多くの時間を使おうと思っています。障害福祉の就労支援の楽しさは現場にあります。利用された当初は毎日訓練に来ることが大変な方たちが、徐々に利用日が増えて、週に5日、一日6時間の訓練が受けられるようになってきます。表情が豊かになる彼らが素晴らしく、ひた向きに努力する姿勢は頼もしく、私のようなものでも大いなる刺激と感銘をいただきます。

ぷろぼのを卒業して就職される方の大半は週に5日の通所ができる方です。また3日までの利用の方は就職できる可能性が低くなります。障害特性などで本人が努力してもフルに利用することが難しい方もおられます。現在の就職制度は週に20時間以上の勤務ができることであり、定められた時間や指定された場所や業務に就き、礼儀や挨拶、会話力などの社会性を加味して就職の可能性がある方との評価になります。

一方、この基準に沿わない方もおられます、短時間の就労でしかも通勤が難しいので働く場は自宅に、またできる業務のみの就労になる方です。ALSや重度の身体障害の方、難病やがんなどで通院しながらの方、自閉症などで引きこもりがちの方、まだまだ現状の就職基準には該当しない方は多くおられます。

障害者の就労支援が始まり、ハローワークから就職される方が増えたことで飛躍的に障害者の就職数は増えました。同時に重度の障害があっても“はたらくこと”が生きるために大切なことであるとの認識も広がってきています。以前のように“障害者を働かせるなんて酷なことをするものだ”との風潮は薄くなりました。彼らが働くことができる可能性を高めることが福祉が担うべき取り組みだとの思い、以前から準備していましたテレワークによる、在宅や近くのサテライトオフィスでの訓練や就職支援をすることにしました。近隣の行政も好意的な対応を示してくれていますので、多様なはたらき方の実現に取り組んでいきます。今年もよろしくお願いします。

サービス紹介

放課後等デイサービス

中高生のうちから将来の自立や就労に備えたい方に向けて、パソコン操作、ソーシャルスキルトレーニング、体幹トレーニング、創作活動の4つのプログラムを通じて、表現力や自己理解を深めながら、自立に向けた力を育てる機会を提供しています。

相談支援

どの支援が自分に合っているのかを知りたいご本人やご家族に向けて、幅広い福祉サービスを一貫して運営する強みを活かし、実績ある専門職が連携。制度の仕組みを丁寧に整理し、就労や生活支援への安心できるスタートを支えています。

自立訓練(生活訓練)

就労や自立に向けて、生活面の力を整えたい方へ向けた支援です。生活リズムの安定、対人関係の練習、金銭管理や買い物など、日常生活に必要な力を身につけるプログラムで、個別支援計画に基づき、自分のペースで「できること」を増やしながら次のステップへつなげていきます。

就労移行支援

「働く力を身につけたい」「就職をめざしたい」と考える方に向けて、IT、ビジネスマナー、企業実習などを通して就職に向けた力を段階的に育てるプログラムです。希望や特性に合わせて訓練をカスタマイズし、独自の支援ツールを活用しながら、自分らしい働き方を一緒に見つけていきます。

就労継続支援(A型/B型)

仕事の経験を積みたい、自分のペースで働き続けたい方に向けて、PC解体、在宅作業、バーチャル業務など特性に応じた多様な働き方を提供しています。作業を通じてスキルや役割経験を積み重ねることで、社会参加や次のステップにつながる土台づくりを支援します。

就労定着支援

働き始めたあとも安定して働き続けたい方に向けた支援です。心身や環境の変化に応じた定期面談や企業連携、関係機関との情報共有などを通じて、継続的なサポートを提供しています。

就労選択支援

就職を目指したいが、「どの支援が自分に合っているのか分からない」という方に、就労移行支援・継続支援・生活訓練など、就労につながる複数の制度を比較し、特性や希望に応じた進路を一緒に検討します。
それぞれの特徴や違いを丁寧に整理しながら、“はたらく”への最適なスタートを導きます。

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