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冬季職員研修会

12月11日(土)15:00から21:00まで、奈良ロイヤルホテルでぷろぼのの職員が全員集合して、年間に2回の合同研修及び交流会を開催しました。今回は特に奈良ロイヤルホテルの八坂社長のご配慮をいただいて、このような繁忙期にホテルの広いスペースをお借りして、長時間の会を行うことができました。
研修会は「発達障害に対する基本的な情報の理解」を目的に、奈良県発達障害者相談支援センターの相談員中村さんに講師をお願いしました。まず発達障害についての基本的な障害特性について、次にその対応及び支援の手法について、図形やグラフなどで分かりやすく説明をいただきました。現場では日々身近な障害であっても、このように体系的に、事例を交えて説明をしてもらえることで、大きな気づきがあったと感じています。
次に株式会社マネージメント・リソース研究所の赤松社長から、「ロバート・カッツ理論による最新の人事評価の手法」について、講義をお願いしました。組織に属している職員が業務を遂行する場合に必要なスキルがあること、そして職務、役職に応じて必要とされるスキルがあることを学びました。現場の職員は、主にテクニカルスキル(業務を遂行する能力)が必要となること、中間管理職は、ヒューマンスキル(対人関係を調整する能力)を、トップ管理者はコンセプチュアルスキル(業務を概念的に把握する能力)が要求されることなど、体系的な役割があることがわかりました。
この講座を通して、私たちが日々開発を進めている「奈良県版障害者のための就労支援プログラム」の整備及びそれを正確に実施するために必要な組織作りに大きなヒントをいただいたと考えています。
交流会はホテルが用意してくださった豪華で素敵なお料理とお酒を楽しみました。講師の方も残ってくれましたので、個々のテーブルでは細かな質疑があり、さらに理解を深める機会になったと思っています。
ぷろぼのは3つの事業所とITセンターに分散しているために、職員が日々顔を合わせて、話をしたり、共に仕事をすることも少なくなっています。そのためにこのような場で交流を深め、互いが持っている疑問や課題を話し合う、いい機会になったと考えています。
次回は23年5月です。

サービス紹介

放課後等デイサービス

中高生のうちから将来の自立や就労に備えたい方に向けて、パソコン操作、ソーシャルスキルトレーニング、体幹トレーニング、創作活動の4つのプログラムを通じて、表現力や自己理解を深めながら、自立に向けた力を育てる機会を提供しています。

相談支援

どの支援が自分に合っているのかを知りたいご本人やご家族に向けて、幅広い福祉サービスを一貫して運営する強みを活かし、実績ある専門職が連携。制度の仕組みを丁寧に整理し、就労や生活支援への安心できるスタートを支えています。

自立訓練(生活訓練)

就労や自立に向けて、生活面の力を整えたい方へ向けた支援です。生活リズムの安定、対人関係の練習、金銭管理や買い物など、日常生活に必要な力を身につけるプログラムで、個別支援計画に基づき、自分のペースで「できること」を増やしながら次のステップへつなげていきます。

就労移行支援

「働く力を身につけたい」「就職をめざしたい」と考える方に向けて、IT、ビジネスマナー、企業実習などを通して就職に向けた力を段階的に育てるプログラムです。希望や特性に合わせて訓練をカスタマイズし、独自の支援ツールを活用しながら、自分らしい働き方を一緒に見つけていきます。

就労継続支援(A型/B型)

仕事の経験を積みたい、自分のペースで働き続けたい方に向けて、PC解体、在宅作業、バーチャル業務など特性に応じた多様な働き方を提供しています。作業を通じてスキルや役割経験を積み重ねることで、社会参加や次のステップにつながる土台づくりを支援します。

就労定着支援

働き始めたあとも安定して働き続けたい方に向けた支援です。心身や環境の変化に応じた定期面談や企業連携、関係機関との情報共有などを通じて、継続的なサポートを提供しています。

就労選択支援

就職を目指したいが、「どの支援が自分に合っているのか分からない」という方に、就労移行支援・継続支援・生活訓練など、就労につながる複数の制度を比較し、特性や希望に応じた進路を一緒に検討します。
それぞれの特徴や違いを丁寧に整理しながら、“はたらく”への最適なスタートを導きます。

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