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福祉とデザイン

奈良もこのところ観光重視で3月には平城京歴史公園が新たにオープンすることになりました。観光客だけでなく住民も意識した商品やイベントが準備され、地域の新たな拠点になっていくことを期待しています。この計画づくりにブランディングやコミュニティデザイン手法が活用されています。

一昨年にデザイン振興会や東京藝術大学等が主催して地域をデザインするをテーマにdesign@communities awardが開催され、ぷろぼのから「あたつく組合の挑戦」をテーマに申請し大賞をいただきました。昨年3回の伴走型ワークショップを奈良や東京で開催して多くの方の参加と協力をいただきました。奈良におけるあたつく組合が目指す地域の姿を具体化することから検討し、「粋人シェアハウス」構想を導き出しました。これは誰もが住みやすさを追求した地域であり、個々の家にも焦点を当てたものにしました。多様な方が共に集い生活する場をイメージしたものになり、日々の細やかな運用法についても手順を示しました。

この活動の報告会が2月17日に東京六本木ミッドタウンのデザイン振興会で開催されました。あたつく組合のメンバーやデザインや地域づくりに関わる方が参加し、朝から夜までの長丁場の濃密な会になりました。ゲストには、ライゾマティクス社社長の齋藤精一さん、新潟県三条市市長の國定勇人さんや社会福祉法人わたぼうしの会の理事長播磨靖夫さんがそれぞれのお立場で地域についての報告と提案をしてくれました。

このアワードを受賞したことでとても多くの方との出会いがあり、デザインの可能性を広げる機会になりました。これまではデザイン=美の意識がありましたが、そこに「快適さ」、「幸せ」、「会話」、「食」なども加わり、対象も平面や立体だけでなく時間の要素も大切であることを改めて知ることができました。

この報告には多くの方の日々の努力と協力があり、とても充実した報告会になりましたので、是非この企画を奈良の人たちにも見てほしいと思っています。福祉の活動も視覚効果を重視して印象良く伝えることをポジティブに進めていきます

サービス紹介

放課後等デイサービス

中高生のうちから将来の自立や就労に備えたい方に向けて、パソコン操作、ソーシャルスキルトレーニング、体幹トレーニング、創作活動の4つのプログラムを通じて、表現力や自己理解を深めながら、自立に向けた力を育てる機会を提供しています。

相談支援

どの支援が自分に合っているのかを知りたいご本人やご家族に向けて、幅広い福祉サービスを一貫して運営する強みを活かし、実績ある専門職が連携。制度の仕組みを丁寧に整理し、就労や生活支援への安心できるスタートを支えています。

自立訓練(生活訓練)

就労や自立に向けて、生活面の力を整えたい方へ向けた支援です。生活リズムの安定、対人関係の練習、金銭管理や買い物など、日常生活に必要な力を身につけるプログラムで、個別支援計画に基づき、自分のペースで「できること」を増やしながら次のステップへつなげていきます。

就労移行支援

「働く力を身につけたい」「就職をめざしたい」と考える方に向けて、IT、ビジネスマナー、企業実習などを通して就職に向けた力を段階的に育てるプログラムです。希望や特性に合わせて訓練をカスタマイズし、独自の支援ツールを活用しながら、自分らしい働き方を一緒に見つけていきます。

就労継続支援(A型/B型)

仕事の経験を積みたい、自分のペースで働き続けたい方に向けて、PC解体、在宅作業、バーチャル業務など特性に応じた多様な働き方を提供しています。作業を通じてスキルや役割経験を積み重ねることで、社会参加や次のステップにつながる土台づくりを支援します。

就労定着支援

働き始めたあとも安定して働き続けたい方に向けた支援です。心身や環境の変化に応じた定期面談や企業連携、関係機関との情報共有などを通じて、継続的なサポートを提供しています。

就労選択支援

就職を目指したいが、「どの支援が自分に合っているのか分からない」という方に、就労移行支援・継続支援・生活訓練など、就労につながる複数の制度を比較し、特性や希望に応じた進路を一緒に検討します。
それぞれの特徴や違いを丁寧に整理しながら、“はたらく”への最適なスタートを導きます。

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