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福祉の拡大

10月は秋晴れの青空が続いているはずなのですが、今年は連日雨、雨です、3週連続して土日が雨になりましたので、今年は多くの田んぼで相当に黄ばんだ稲が雨に濡れながら立っています、収穫が遅れるとお米は大きくなりすぎて乳白の表面が柔らかくなってしまいます。私の畑もぬかるみがひどくて、冬野菜がようやく育ってきたのですが、虫の駆除もできないままに白菜の葉が網戸のように見事に食べられています。しかたなく、虫も喜ぶおいしい野菜ができている・・などと苦笑しつつ雨空を恨めしく眺めています。

先日、衆議院選挙があり候補者が社会保障制度の充実を唱えていました、障害者福祉は、老人福祉や児童福祉と並んで国の大きな制度であり、年間約2兆円の予算が割り当てられ、障害者の生活、社会性、就職活動等に活用されています。ですから利用できる方は障害児・者に限定され、年齢も概ねゼロ歳児から65歳までと幅広くなります。他の制度と少し違う点は、障害者福祉は人生の多くのことに関わる世代の方や日常の課題に取り組むために利用されますので、施設側も十分に対応する準備が求められます。新制度が始まって10年が経ち、徐々に障害者福祉の施設が機能的に向上していることを実感しています。

最近になって、社会的弱者や困難者への支援の仕組みづくりや障害者福祉制度の利用についての検討が始まりました。現状では、生活や就職に困難さを感じている人たちはたくさんおられます。例えば、失業されている方、一人親で子育てと仕事の両立に苦慮されている方、病気で働くことができない方、引きこもりニートと評される方、罪を犯して社会復帰を目指している方、外国から来ている方などがおられます。何らかの理由で社会人として「普通」に暮らしていくことが大変な方にとって、ご自身の努力や頑張りだけでは改善が難しいこともあります。

人生の困難な時の救いの制度としても「障害者福祉」の役割はあるので、障害者以外で困難さを感じている方が利用することの必要を感じています。制度の改正以降に施設が提供できるサービスが充実してきたことで、彼らを受け入れることや共に頑張れる環境を作り出すことも可能になってきています。これを実施することについて、現状では諸所の課題はありますが、福祉が幅広な気持をもつこと、制度を横断的に拡大すること、そして障害者が健常者を支援する視点を持つことで新たな時代の役割が期待できます。

サービス紹介

放課後等デイサービス

中高生のうちから将来の自立や就労に備えたい方に向けて、パソコン操作、ソーシャルスキルトレーニング、体幹トレーニング、創作活動の4つのプログラムを通じて、表現力や自己理解を深めながら、自立に向けた力を育てる機会を提供しています。

相談支援

どの支援が自分に合っているのかを知りたいご本人やご家族に向けて、幅広い福祉サービスを一貫して運営する強みを活かし、実績ある専門職が連携。制度の仕組みを丁寧に整理し、就労や生活支援への安心できるスタートを支えています。

自立訓練(生活訓練)

就労や自立に向けて、生活面の力を整えたい方へ向けた支援です。生活リズムの安定、対人関係の練習、金銭管理や買い物など、日常生活に必要な力を身につけるプログラムで、個別支援計画に基づき、自分のペースで「できること」を増やしながら次のステップへつなげていきます。

就労移行支援

「働く力を身につけたい」「就職をめざしたい」と考える方に向けて、IT、ビジネスマナー、企業実習などを通して就職に向けた力を段階的に育てるプログラムです。希望や特性に合わせて訓練をカスタマイズし、独自の支援ツールを活用しながら、自分らしい働き方を一緒に見つけていきます。

就労継続支援(A型/B型)

仕事の経験を積みたい、自分のペースで働き続けたい方に向けて、PC解体、在宅作業、バーチャル業務など特性に応じた多様な働き方を提供しています。作業を通じてスキルや役割経験を積み重ねることで、社会参加や次のステップにつながる土台づくりを支援します。

就労定着支援

働き始めたあとも安定して働き続けたい方に向けた支援です。心身や環境の変化に応じた定期面談や企業連携、関係機関との情報共有などを通じて、継続的なサポートを提供しています。

就労選択支援

就職を目指したいが、「どの支援が自分に合っているのか分からない」という方に、就労移行支援・継続支援・生活訓練など、就労につながる複数の制度を比較し、特性や希望に応じた進路を一緒に検討します。
それぞれの特徴や違いを丁寧に整理しながら、“はたらく”への最適なスタートを導きます。

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