活動報告(ブログ)

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福祉の間

春間近かですが、新型コロナウィルスの報道があふれています。感染すると体内で遺伝子に対応してコピーをつくり自然に増殖するとのことで、検査法や治療法がまだ確定されていない状況です。奈良県での感染者は少ないので市中感染の様相ではないのですが、それでも日々、多くの方が来られたり、県外に通勤されたりしているので、決して予断を許さない状況です。

福祉には日本古来より継承されている「間」があります。時間的なこともありますが、距離的なこともあり、また心情的なものも含まれています。時間的なものは、人の思いや行動は日々変化することを前提にして、待ってあげること、しばらく暖かく見守ってあげることになります。その間に相互に良い方向に成長することを期待しています。距離的なことは、一定の間隔をとることから、思い入れも極端になることがないように俯瞰する意識が求められます。心情的なことは意外と難しく、高度な福祉技法になります。年齢を経ても、障害があっても、持病があっても人は心身ともに成長することから、思いも主張も価値観も変異することを信じることになります。

今の時代はSNSなど短文で分かりやすくい言葉が飛び交っているので、ともすると結論を急いでしまいます。ゆっくりと事例を交えて物語のように長く話すと、聞いている方によって受け取り方が違ってきて、最後には、“何を言いたいの・・”などと質問されるようになります。一方、それに時間をかけて、親身に聞いていくと、表情などから言葉だけでは表現できない思いを感じてくることが多々あります。

福祉は一方的に結論を出すものではなく、正と非の間にある曖昧な範囲の結論として“なんとなく良い“を求めています。昭和のTVコマーシャルに”そんなに急いでどこ行くの“のナレーションのバックに”♫の~んびり行こお~よ世の中は・・“の歌が流れていました。あの時代には日々の暮らしに福祉が根付いていたのだと懐かしく思います。

サービス紹介

放課後等デイサービス

中高生のうちから将来の自立や就労に備えたい方に向けて、パソコン操作、ソーシャルスキルトレーニング、体幹トレーニング、創作活動の4つのプログラムを通じて、表現力や自己理解を深めながら、自立に向けた力を育てる機会を提供しています。

相談支援

どの支援が自分に合っているのかを知りたいご本人やご家族に向けて、幅広い福祉サービスを一貫して運営する強みを活かし、実績ある専門職が連携。制度の仕組みを丁寧に整理し、就労や生活支援への安心できるスタートを支えています。

自立訓練(生活訓練)

就労や自立に向けて、生活面の力を整えたい方へ向けた支援です。生活リズムの安定、対人関係の練習、金銭管理や買い物など、日常生活に必要な力を身につけるプログラムで、個別支援計画に基づき、自分のペースで「できること」を増やしながら次のステップへつなげていきます。

就労移行支援

「働く力を身につけたい」「就職をめざしたい」と考える方に向けて、IT、ビジネスマナー、企業実習などを通して就職に向けた力を段階的に育てるプログラムです。希望や特性に合わせて訓練をカスタマイズし、独自の支援ツールを活用しながら、自分らしい働き方を一緒に見つけていきます。

就労継続支援(A型/B型)

仕事の経験を積みたい、自分のペースで働き続けたい方に向けて、PC解体、在宅作業、バーチャル業務など特性に応じた多様な働き方を提供しています。作業を通じてスキルや役割経験を積み重ねることで、社会参加や次のステップにつながる土台づくりを支援します。

就労定着支援

働き始めたあとも安定して働き続けたい方に向けた支援です。心身や環境の変化に応じた定期面談や企業連携、関係機関との情報共有などを通じて、継続的なサポートを提供しています。

就労選択支援

就職を目指したいが、「どの支援が自分に合っているのか分からない」という方に、就労移行支援・継続支援・生活訓練など、就労につながる複数の制度を比較し、特性や希望に応じた進路を一緒に検討します。
それぞれの特徴や違いを丁寧に整理しながら、“はたらく”への最適なスタートを導きます。

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