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プロボノプレス第2号

いつも奈良の障がい者の就労支援にご理解をいただきましてお礼申し上げます。

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メルマガをお読みいただき、ありがとうございます。
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先月から皆さまにお送りしたプロボノプレス。

突然お送りしたメルマガに、
たくさんの方から「届いたよ」という嬉しいお声をいただきました。

それに励まされ、第2号をお届けします。

ぷろぼのの動きをお伝えするだけでなく、
ソーシャルインクルーシブなあたたかい地域づくりに向かって、
皆さまとともに歩んでいけるようにお送りしてまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。

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ぷろぼの本部ビルの会議をしました。
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先月号でお知らせしたぷろぼの本部ビルについて、建築家の方、都市型環境共生建築の
アドバイザーの方、理事長、ITセンター長で会議をしました。

今はまだまだ、霧の中にある完成図。この段階では、コンセプトの確認が大切です。

障がいのある人の就労のため、相談から訓練、就職までをワンストップでできることを
目的としていることは大前提ですが、その他にも留意したいことがあります。

「地域住民の方が四季を通じてなごみ、自慢でき、立ち寄りたくなること」
「奈良の歴史文化の香りを感じること」(ぷろぼのの理念のひとつ)
「自然と現代的な建築技法が調和したもの」
「自然やエネルギーにやさしいこと」
「50年間の使用に耐える構造であること」

そして、もうひとつのこだわりとして奈良県産材を用いるということです。

敷地を目視したり、予算や構造についてなどの重要事項の検討もさることながら、
細部にわたる部分の話になると、「ああしたい」「これはどうだろう」と、
ついつい話が盛り上がってしまう会議となりました。

たたき台となるイメージ図ができあがるのが楽しみです。

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農と福祉の連携、プレスタート。
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奈良県で無農薬大和茶を栽培する伊川健一さんとは、
地域活動支援センターぷろぼのの設立当時から、「やまんと市場」サイトで
健一自然農園のお茶を取り扱ってきた長いおつきあいがあります。

その伊川さんとのコラボレーションとして、
農と福祉の連携事業をめざす動きが始まっています。

今年度からは、訓練生と職員が奈良市都祁地区や山添村にある
健一自然農園の茶畑に出向き、体験研修を行っています。

伊川さんの事業とは、高級茶となる茶葉の手摘み、草取り、パッキング、発送、
販売管理などがあり、ぷろぼのが連携できる可能性がたくさん見えています。

研修に出向いた訓練生のみなさんの中には「実はお茶摘みって、ちょっと憧れでした」
など、自然の中での仕事にも興味のある方が出てきています。

自然と共生する生き方の中には、
農と福祉がつながることのできる共通点があるような気がします。

これをこれからのぷろぼのの活動として生かせられるよう、
今後も進めていこうと思います。

やまんと市場
http://yamanto.jp/

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二人目の奈良クラブの選手がやってきました。
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先月お伝えした堤選手に続き、
このたび、馬場悠(ゆたか)選手が八木事業所で働くことになりました。

6月29日に行われた天皇杯代表決定戦では、2-1の勝利で優勝し、
見事奈良県代表となった奈良クラブ。

そのうちの1点は、馬場選手の巧みなフリーキックで決まりました。

続く、7月5日に行われた 天皇杯1回戦では、
上位カテゴリーJ3のチームである福島ユナイテッドFCにも3-1で勝利。

ここでも駄目押しの3点目を馬場選手がフリーキック!

このメールマガジンが皆さんに届く頃には、
仙台にてJ1のベガルタ仙台との対戦の結果が出ていることでしょう。

新大宮事業所の堤選手とともに、二人の選手たちの活躍から、
これからも元気と活力をもらえそうです。

実は、奈良クラブのコアサポーターの中には、職員や訓練生、
A型職員も交じっているんですよ。

応援に行っていたぷろぼのメンバーたちは大喜び。そして、ちょっと誇らしげ。

特に訓練生や A型職員のみなさんの笑顔は、
支援スタッフの大きな励みにもなっています。

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【連載】職業訓練の取り組み。
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「障がい者を雇用するための準備について」
 企業の担当者に、「新入社員を採用するときに重視することはなんですか?」と問い
かけてみますと、「それなりに魅力、技能や経験があり、即戦力になる可能性が高いこと」
が上位に来ます。

最近はそれに加えて、素直さや協調性を大切にする企業も増えてきています。
将来の会社の姿を想像して、「若者を育ててみたい」とのご意見も多く聞かれるように
なってきました。

 法定雇用率制度があり、奈良でも障がい者を雇用される企業が増えてきました。

雇用する際の注意点について聞かれることがありますが、
私たちはいつも「障がいがあっても一人の労働者を採用することなので、
特別なことを意識するのではなく、それぞれの企業様がお持ちになっている基準で採用
されることが大切です」とお答えしています。

そのうえで、最適な方が見つからない場合には、
採用の基準を少しだけ広げることも必要になります。

その際は、研修方法や職場環境の整備、相談員やジョブコーチの配置も障がい者を雇用を
するための準備として効果的です。

このような細やかな対応は、
他の社員のみなさんにも好影響を及ぼすことにもつながっていきます。

 早急に雇用を検討されている場合は、
障がい者の職業訓練の場を訪問されることをおすすめします。

私たちも、福祉サービス制度を活用して障がい者の就職訓練をしていますが、
訓練では、一人の社会人として、「日々の生活をする力、健康を維持する力、
社会人マナーや仕事に必要な技術」を習得していただけることを目指しています。

挨拶が苦手な方が明るくできるようになること、これも大きな進歩なのです。

障がいを持つ人が福祉で育ち、企業で花開くことができるように、
“働くバトンタッチ”を期待して、一人ひとりに寄り添っています。

次回は、職業訓練の一端をお知らせします。

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【連載】働く場の取り組み。
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「具体的な取り組みについて」
 奈良県には、従業員が50人以上の企業が429社(奈良労働局H25年資料)あります。

これらの企業に雇用されている障がい者は、1,702人。従業員50人以下の企業や行政、
学校などでは約1,000人以上の方が雇用されており、総数で約3,800人が働いています。

この一方で、県内で就職を希望されている障がい者は、
現在でも数千人いるといわれており、昨今の精神疾患や発達障害者が福祉の対象になった
ことで、今後増加することが予測されています。

 データから見えるのは、奈良県には障がい者が働くことができる場が不足している現状です。

健常者と同様に、障がい者も大阪や京都に出かけている方もいます。しかし障がい者にとって、
1時間以上の通勤時間や朝夕の電車の混雑は心身の大きな負担になっています。

障がい者の就労の課題は、障がいに適した「職場」選びです。

「職種」が適していても、付随する業務として、体力的に制限があること、
電話対応や臨機応変な接客、常勤勤務、残業の対応などが障害によりできないこともあるのです。

このようなことから私たちは、企業への就職支援とともに、働く場を新設する活動も始めました。

彼らの思いや能力にできるだけ沿った職場環境や配慮のある働く場づくりを目指しています。

不足する「障がい者の働く場」を創造する取り組みです。

次回は、中古パソコンのメンテナンス事業の現状をお知らせします。

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【次回の見学会のお知らせ】
ぷろぼのの見学・説明会は、働きたいと思っている障がい者の支援をされている
関係者様や企業様に向けた取り組みです。

具体的な訓練、就労に至るまでのステップ、就職への支援内容のご紹介と皆様で
意見交換を予定していますので、ぜひご参加ください。

「現在障害者手帳は持っていないけれど、発達障害かもしれない」
「障害があるかどうかわからないが、とりあえず相談したい」

といった方の場合も、どうぞお気軽にお越しください。

平成26年7月16日(水) 八木事業所  13:30~15:30
平成26年7月24日(木) 新大宮事業所 13:30~15:30
平成26年7月25日(金) 新大宮事業所 13:30~15:30
平成26年8月28日(木) 新大宮事業所 13:30~15:30
平成26年8月29日(金) 新大宮事業所 13:30~15:30

お問い合わせ、見学申し込みはこちらから
https://probono.vport.org/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%81%9B/

【社員を募集しています】
私たちと一緒に奈良を元気にする活動にご参加いただける方を募集しています。
詳細はhttps://probono.vport.org/%E7%A4%BE%E5%93%A1%E5%8B%9F%E9%9B%86/でご確認ください。 

サービス紹介

放課後等デイサービス

中高生のうちから将来の自立や就労に備えたい方に向けて、パソコン操作、ソーシャルスキルトレーニング、体幹トレーニング、創作活動の4つのプログラムを通じて、表現力や自己理解を深めながら、自立に向けた力を育てる機会を提供しています。

相談支援

どの支援が自分に合っているのかを知りたいご本人やご家族に向けて、幅広い福祉サービスを一貫して運営する強みを活かし、実績ある専門職が連携。制度の仕組みを丁寧に整理し、就労や生活支援への安心できるスタートを支えています。

自立訓練(生活訓練)

就労や自立に向けて、生活面の力を整えたい方へ向けた支援です。生活リズムの安定、対人関係の練習、金銭管理や買い物など、日常生活に必要な力を身につけるプログラムで、個別支援計画に基づき、自分のペースで「できること」を増やしながら次のステップへつなげていきます。

就労移行支援

「働く力を身につけたい」「就職をめざしたい」と考える方に向けて、IT、ビジネスマナー、企業実習などを通して就職に向けた力を段階的に育てるプログラムです。希望や特性に合わせて訓練をカスタマイズし、独自の支援ツールを活用しながら、自分らしい働き方を一緒に見つけていきます。

就労継続支援(A型/B型)

仕事の経験を積みたい、自分のペースで働き続けたい方に向けて、PC解体、在宅作業、バーチャル業務など特性に応じた多様な働き方を提供しています。作業を通じてスキルや役割経験を積み重ねることで、社会参加や次のステップにつながる土台づくりを支援します。

就労定着支援

働き始めたあとも安定して働き続けたい方に向けた支援です。心身や環境の変化に応じた定期面談や企業連携、関係機関との情報共有などを通じて、継続的なサポートを提供しています。

就労選択支援

就職を目指したいが、「どの支援が自分に合っているのか分からない」という方に、就労移行支援・継続支援・生活訓練など、就労につながる複数の制度を比較し、特性や希望に応じた進路を一緒に検討します。
それぞれの特徴や違いを丁寧に整理しながら、“はたらく”への最適なスタートを導きます。

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